健康経営優良法人認定制度は、2017年度にスタートして以降、認定企業数が年々増加してお り、「健康経営優良法人2025」では大規模法人部門で3,400法人、中小規模法人部門で 19,796法人が認定されています。
参考: 経済産業省「健康経営優良法人認定制度」

健康経営優良法人に認定されることは、従業員の健康管理を経営戦略として実践している企業 として社会的に評価され、「ホワイト企業」のステータスを獲得することにもつながります。 認定企業は、ロゴマークの使用権、金融機関からの優遇、公共調達での加点、求職者からの高 評価など、多様なメリットを享受できます。

認定基準には5つの大項目がありますが、その中でも「運動機会の増進」は、企業が具体的な 施策を実施しやすく、かつ従業員の健康改善効果が目に見えやすい重要な評価項目です。本記 事では、健康経営優良法人認定において評価される運動施策について、具体的な実施方法と成 功のポイントを解説します。

1. 健康経営優良法人認定制度の基本

認定制度の概要

健康経営銘柄は、経済産業省と東京証券取引所が共同で、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、 戦略的に実践している上場企業を選定・公表する制度です。

服装自由で参加できる職場向けヨガ

2つの部門と認定区分

認定制度は企業規模に応じて2つの部門に分かれています:

部門 対象企業 特別称号
大規模法人部門 従業員301人以上(製造業等) 上位500法人に「ホワイト500」
中小規模法人部門 従業員300人以下(製造業等) 上位500法人に「ブライト500」
501〜1500位に「ネクストブライト1000」

※業種によって従業員数の基準が異なります。詳細は経済産業省の公式サイトをご確認くださ い。

5つの認定基準

健康経営優良法人の認定基準は、以下の5つの大項目で構成されています:

社内で無理なく行えるオフィスヨガプログラム

この中で「制度・施策実行」の大項目に含まれる「運動機会の増進に向けた取り組み」が、本記事のテーマとなります。

2. 運動施策が評価される理由と効果

なぜ運動施策が重要なのか

厚生労働省の「令和元年国⺠健康・栄養調査」によると、運動習慣のある者(1回30分以上の 運動を週2回以上実施し、1年以上継続している者)の割合は、男性で33.4%、女性で25.1% にとどまっており、多くの国⺠が運動不足の状態にあります。
参考: 厚生労働省「令和元年国 ⺠健康・栄養調査」

運動不足は、生活習慣病のリスク要因であり、企業にとっては従業員の健康問題による生産性 低下、医療費増加、プレゼンティーズムの悪化などにつながります。逆に、定期的な運動習慣 は以下のような効果をもたらします:
働く人のリフレッシュを目的としたオフィスヨガ

認定制度の概要

無理なく参加できる労働組合向けヨガ

重要 運動施策は、経営者・事業者が自主的に行っている取り組みや、事業者が主体的 に関与していない取り組みは評価対象外です。企業が主体となって従業員の運動機会を創 出・支援する施策である必要があります。

3. 認定基準を満たす運動施策の具体例

評価される施策の条件

健康経営優良法人の認定基準では、以下のような運動施策が評価されます:

具体的な運動施策の実施例

1. 定期的なオフィスヨガの実施 実施内容:
・週1〜2回、昼休憩後または就業時間内に30〜60分のヨガセッション
・外部講師を招聘、または社内で資格保有者が指導
・会議室や休憩スペースを活用
・希望者のみの任意参加制
期待効果: 肩こり・腰痛改善、ストレス軽減、集中力向上、社内コミュニケーション活性化
費用目安: 月5〜10万円程度(講師費用、参加人数により変動)

2. スポーツジム利用補助制度 実施内容:
・提携スポーツジムの法人会員契約
・従業員の月会費の一部または全額を会社が負担
・利用実績の報告を義務化(継続利用の促進)
期待効果: 個々の従業員が好きな時間に運動できる、運動習慣の定着
費用目安: 1人あたり月3,000〜10,000円程度

3. 運動同好会・サークル活動の支援 実施内容:
・ランニングクラブ、フットサル、バドミントンなどのサークル設立支援
・活動場所の確保・費用補助(施設利用料、用具購入費など)
・活動時間の一部を就業時間として認める
期待効果: 部署を超えた交流促進、チームワーク向上、継続的な運動習慣
費用目安: 1サークルあたり月1〜3万円程度

4. ウォーキングイベントの定期開催 実施内容:
・月1回または四半期に1回、ウォーキングイベントを開催
・歩数計アプリを活用した歩数チャレンジ
・部署対抗の歩数コンテスト
・目標達成者への景品・インセンティブ提供
期待効果: 日常的な運動習慣のきっかけ、部署間コミュニケーション
費用目安: 月1〜5万円程度(景品・アプリ費用など)

5. スポーツエールカンパニーの認定取得 実施内容:
・スポーツ庁が認定する「スポーツエールカンパニー」に申請
・従業員のスポーツ活動を支援する取り組みを実施
・社内スポーツイベントの開催、スポーツ施設利用補助など
期待効果: 健康経営優良法人の評価項目としても認められる、企業イメージ向上
費用目安: 申請費用は無料、実施する施策による

規模別おすすめ施策

企業規模 おすすめ施策 理由
従業員50名未満 ウォーキングイベント
運動サークル支援
少人数でも実施しやすく、コストを抑えられる
従業員50〜300名 オフィスヨガ ジム利用補助 参加者数が確保でき、費用対効果が高い
従業員300名以上 複数施策の組み合わせ
スポーツエールカンパニー
多様な従業員のニーズに対応、認知度向上

4. 運動施策の導入・継続のポイント

導入時のステップ

従業員のニーズ調査 運動施策を成功させるには、従業員が何を求めているかを把握することが重要です。アンケー トやヒアリングを実施し、以下の点を確認しましょう:
・現在の運動習慣の有無
・興味のある運動の種類
・参加しやすい曜日・時間帯
・運動をしない理由(時間がない、きっかけがない、場所がない等)

予算と体制の確保 運動施策の実施には、費用と担当者の配置が必要です:
・年間予算の確保(福利厚生費として計上)
・施策推進の担当者・責任者の決定
・外部事業者との契約(必要に応じて)
・社内規程の整備(補助金支給基準、参加資格など)

トライアル実施 いきなり全社展開するのではなく、まずは小規模で試験的に実施することをおすすめします:
・希望部署や有志での先行実施(1〜3ヶ月)
・参加者からのフィードバック収集
・改善点の洗い出しとプログラムの修正
・成功事例の社内広報

本格展開と継続 トライアルで成功体験を積んだら、全社展開へ:
・社内イントラや掲示板での周知
・経営層からのメッセージ発信
・参加者の声の共有(社内報、SNSなど)
・定期的な効果測定と改善

継続率を高める工夫

参加率・継続率向上のポイント 1. 就業時間内での実施:業務として認めることで参加しやすく
2. 服装自由:スーツや普段着のままでも参加できる内容に
3. 任意参加:強制ではなく、参加したい人が参加する形式
4. インセンティブ設計:参加者にポイント付与、景品、表彰など
5. コミュニティ形成:参加者同士の交流機会を設ける
6. 効果の可視化:体力測定、健康診断結果の改善などを共有
7. 経営層の参加:社⻑や役員が率先して参加する姿を見せる

効果測定の方法

運動施策の効果を適切に測定することで、PDCAサイクルを回し、認定基準の「評価・改善」 項目もクリアできます:

5. まとめ

健康経営優良法人認定において、運動施策は重要な評価項目であり、かつ企業にとって取り組 みやすく効果が見えやすい施策です。本記事の要点をまとめます:

最後に: 健康経営優良法人認定の取得は、従業員の健康増進だけでなく、企業イメージ の向上、求職者からの評価、金融機関からの優遇など、多くのメリットをもたらしま す。運動施策は、その第一歩として最適な取り組みです。自社の規模や特性に合った運 動施策を導入し、健康経営優良法人認定を目指しましょう。

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