はじめに
「健康優良法人を目指したいけれど、評価項目が多すぎてどこから手をつければいいのか分からない」。そんな不安を抱える人事・総務担当者の方は少なくありません。経営理念から制度設計、現場での実行・評価まで、チェックシートを前に「結局、どの部門が何を担えばよいのか」が見えにくいのが実情です。
一方で、健康経営優良法人認定制度は年々広がりを見せ、2025年には大規模法人部門3,400法人、中小規模法人部門19,796法人が認定されています。もはや「やっている企業」と「まだこれからの企業」の差は、採用力やブランド力にも直結する時代です。
参考:経済産業省「健康経営優良法人認定制度」本記事では、健康優良法人(健康経営優良法人)の評価項目を、経営・人事・産業保健・現場部門といった「部門別の役割」に分解して整理します。そのうえで、部門横断の取り組みとして活用しやすいヨガプログラム、とりわけ「出張ヨガ マインズ」をどのように組み合わせれば評価項目の充足と従業員の実益を同時に叶えられるのかを解説します。
参考:ACTION!健康経営「健康経営とは」
健康優良法人の評価項目とは?人事担当者が押さえるべき全体像
5つの大項目で見る評価項目の「地図」をつくる
健康経営優良法人の認定要件は、「経営理念」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」「法令遵守・リスクマネジメント」という5つの大項目で構成されています。それぞれの下に、健康診断やストレスチェック、生活習慣病対策、運動機会の提供といった個別の評価項目が並びます。
- 経営理念:トップによる健康宣言、健康投資の方針表明
- 組織体制:健康づくり責任者や推進委員会の設置
- 制度・施策実行:健診受診率向上、運動機会・食生活改善・メンタルケア施策など
- 評価・改善:健康指標・KPIの設定とモニタリング、フィードバック
- 法令遵守・リスクマネジメント:労働時間管理、受動喫煙対策、ハラスメント防止など
人事担当者にとって重要なのは、これらを単なる「チェックリスト」としてではなく、自社の経営課題・人事戦略・現場のリアルな状況とひもづけて理解することです。そのためには、評価項目を部門別の役割に引き直して考える視点が欠かせません。
人事がつまずきやすい3つのポイント
多くの企業で聞かれるのは、「評価項目の量」と「言葉の抽象度」、そして「部門横断での巻き込み」の3つのハードルです。
- 量が多い:中小規模法人でも必須・選択項目を合わせると相当数になり、手作業での整理が大きな負担になる。
- 言葉が抽象的:『健康増進に向けた具体的目標』など、何をどこまでやれば評価されるのかがイメージしづらい。
- 部門横断の難しさ:経営層、産業医・保健師、現場管理職など、多くのステークホルダーを巻き込む必要がある。
ここで有効なのが、「この項目はどの部門の仕事か」「どの施策を入れれば一気に複数項目を満たせるか」を可視化することです。次のセクションでは、評価項目を部門別に整理しながら、役割分担のイメージを具体的に描いていきます。
評価項目を「部門別」に読み解く:だれが何を担うのか
経営層・人事・産業保健・現場管理職の役割整理
健康優良法人の評価項目は、読み替えると「どの部門が何をコミットすべきか」を示すロードマップでもあります。部門別に見ると、次のような役割分担がイメージしやすくなります。
- 経営層:健康経営方針の決定・対外発信、健康投資の意思決定、会議体での進捗レビュー(経営理念・評価・改善)
- 人事・総務:健康施策の企画・予算化、健康企業宣言・健康スコアリングレポートの活用、申請事務局との連携(組織体制・制度・施策実行)
- 産業医・保健師・衛生委員会:健診結果の分析、ハイリスク者フォロー、ストレスチェックと職場改善提案(制度・施策実行・評価・改善)
- 現場管理職:長時間労働の是正、休暇取得促進、現場実情に即した健康施策の運用(法令遵守・リスクマネジメント・制度・施策実行)
同じ評価項目でも、「経営層が回答すべき設問」なのか「人事担当者が設計する施策」なのか、「現場が実行するアクション」なのかで視点が変わります。最初に部門別マッピングを行っておくことで、社内の合意形成もスムーズになります。
部門別チェックリストで進捗を「見える化」する
次のステップとしておすすめなのが、評価項目を部門別のチェックリストに落とし込むことです。例えば、人事担当者向けには次のような観点で現在地を整理できます。
- 経営層:健康経営方針を文書化し、社内外へ発信できているか。
- 人事:健康企業宣言の実施状況、健康経営度調査票の回答体制が整っているか。
- 産業保健:健診データやストレスチェック結果を分析し、施策につなげているか。
- 現場管理職:残業時間や有給取得率など、健康関連のKPIを部門として把握しているか。
「どの評価項目がどの部門のKPIにひもづくのか」を整理することで、健康経営が単なる人事施策ではなく、経営全体のテーマであることが伝わりやすくなります。また、外部パートナーの活用項目(運動機会提供、メンタルケアプログラムなど)は、早い段階で候補を洗い出しておくと申請期日の直前で慌てずに済みます。
評価項目とヨガ施策の関係:運動・メンタル・エンゲージメントをどう満たすか
ヨガがカバーできる評価項目の具体例
健康優良法人の評価項目には、「運動機会の提供」「メンタルヘルス対策」「プレゼンティーイズムの改善」など、ヨガと親和性の高い項目が数多く含まれています。ヨガを軸にしたプログラムを導入することで、次のような項目をまとめてカバーすることが可能です。
- 制度・施策実行:従業員向けの定期的な運動機会の提供(オフィスヨガ・オンラインヨガ)
- 評価・改善:参加率・満足度・肩こり・腰痛などの自覚症状、ストレスチェック結果の変化をKPIとして計測
- 組織体制:健康推進プロジェクトチームによるプログラム設計・運用
- 法令遵守・リスクマネジメント:長時間労働是正やメンタル不調予防施策の一環として位置づけ
特にデスクワーク中心の企業では、肩こり・腰痛・眼精疲労といった不調がプレゼンティーイズム(出勤はしているが、生産性が下がっている状態)につながりやすく、その改善は健康経営の重要なテーマです。椅子に座ったままできる「イスヨガ」などは、現場への導入ハードルも低く、参加率の高い施策として評価に直結しやすいポイントです。
出張ヨガマインズを活用するメリット
「出張ヨガ マインズ」は、オフィスヨガ・イベントヨガ・オンラインヨガを組み合わせながら、企業規模や業種、健康課題に応じたプログラムをカスタマイズできるサービスです。企業ごとの健康課題(肩こり・腰痛・運動不足・メンタル不調など)に合わせて内容を設計できるため、評価項目に書かれた抽象的な表現を「具体的な施策」として落とし込む際に非常に扱いやすいのが特長です。
例えば、次のような形で評価項目とひも付けることができます。
- 運動習慣の定着:月1回のオフィスヨガを、健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標の一つとして位置づける。
- メンタルヘルス対策:ストレスチェックの高ストレス者が多い部署に、リラクゼーション系のヨガや呼吸法プログラムを重点的に導入する。
- 女性の健康・ライフステージ支援:女性従業員の多い部門に、冷え・むくみ・PMS対策を意識したヨガプログラムを提供する。
さらに、出張ヨガマインズはオンラインにも対応しているため、リモートワークや拠点分散型の組織でも、全国一律で同じ施策を展開しやすいというメリットがあります。人事部門の「全社で同じレベルの健康施策を提供したい」というニーズと、評価項目に求められる「計画的・継続的な取り組み」を両立しやすいパートナーと言えるでしょう。
出張ヨガマインズを組み込んだ健康経営の進め方と実践ステップ
導入ステップ:現状把握から評価までの流れ
ここでは、人事担当者が実務レベルで動きやすいように、「評価項目」と「ヨガ施策」を組み合わせた導入ステップを整理します。
- ステップ1:現状把握と課題の整理
健康スコアリングレポートや健診結果、ストレスチェック結果をもとに、自社の健康課題を部門別に棚卸しします。同時に、健康優良法人の評価項目を「どの部門がどこまで対応できているか」の観点でチェックします。 - ステップ2:評価項目と施策のマッピング
運動・メンタル・生活習慣・女性の健康などのテーマごとに、「どの項目をどの施策で満たすか」を一覧化します。この段階で、出張ヨガマインズのオフィスヨガ/イベントヨガ/オンラインヨガのどれを組み込むと効果的かを検討します。 - ステップ3:試行導入と指標設定
まずは1〜2部門から試行導入し、参加率・満足度・自覚症状の変化など、評価・改善に使える指標を設定します。健康経営優良法人のフィードバックシートで参照される指標と揃えておくと、認定後の説明もしやすくなります。
この3ステップを通じて、「評価項目に対する机上の対策」から「従業員が実際に参加し、体感できる施策」へと落とし込むことができます。
成功のポイント:小さく始めて、社内の理解を広げる
健康経営優良法人の取り組みは、どうしても「申請書づくり」や「資料作成」に意識が向きがちです。しかし、認定取得企業の多くは、従業員の参加実感とエンゲージメント向上を重視しながら進めています。成功企業に共通するポイントは、次の3つです。
- 小さく始めて速く振り返る:まずは1部署・1拠点でオフィスヨガを導入し、アンケートやストレスチェックの変化を早期に確認する。
- 「評価項目の言葉」で社内に説明する:単に「ヨガをやります」ではなく、「健康優良法人の〇〇項目に対応する施策です」と明示することで、経営層・現場管理職の納得感を高める。
- ストーリーで伝える:参加者の声やビフォー/アフターを社内報・社内SNSで共有し、「健康経営=人事の仕事」ではなく「会社全体の取り組み」であることを印象づける。
出張ヨガマインズは、オフィス訪問型・オンライン型の両方に対応し、告知用素材の提供やプログラム設計の相談にも応じられるため、忙しい人事担当者でも「小さく始めて、継続する」仕組みを作りやすくなります。評価項目のチェックシートと並行して、現場でのポジティブな体験を積み上げていくことが、認定取得・更新の大きな原動力となるでしょう。
健康優良法人の評価項目対策を、ヨガで一歩前に進めませんか?
「出張ヨガ マインズ」では、健康経営優良法人の評価項目に対応したオフィスヨガ・イベントヨガ・オンラインヨガのプログラムを、企業規模や業種、従業員の健康課題に合わせてカスタマイズしてご提案します。
健康企業宣言の一歩先へ。生産性向上や離職率低下といった成果につながる「続けやすい健康施策」を、人事・総務担当者さまと一緒に設計していきます。まずはお気軽にご相談ください。